日本人男性の抱える悩みである包茎。
国内の7割近くの男性が包茎であるというアンケート結果がでています。
包茎ですと見た目の印象も悪く、異性に性器を見られることに抵抗を感じてしまう人もいるでしょう。
また、包皮によって衛生面にも不安があるため、できれば解消したいと思う人も少なくないようです。
包茎治療では成人男性が抱える多くの包茎を根治させることが可能ですが、包茎治療の金額や治療方法など、施術を受けるにあたってどうしていいか不安に感じてしまうかもしれません。
今回の記事では、「包茎治療の費用や保険は適用されるのか」についてお話していきます。
ぜひご覧ください。
包茎治療の種類とは
包茎は、勃起していないときや勃起時などに陰茎を包皮が覆ってしまっている状態のことを指します。
包茎は包皮の状態や勃起後の状態などによって大きく3つに分けられます。
(1)仮性包茎(かせいほうけい)
普段は亀頭部分の一部分が包皮に覆われていますが、勃起した際に亀頭が露出できるものをいいます。
手で簡単にむいて露出させることも可能です。
日本人男性の包茎のうち、およそ9割が仮性包茎といわれています。
(2)真性包茎(しんせいほうけい)
亀頭部分が包皮によって完全に覆われている包茎で、勃起および非勃起時どちらも陰茎の先端部分を露出できない包茎のことをいいます。
ドリチンともいわれ、陰茎と包皮の間に垢や細菌が溜まりやすく、衛生面に注意が必要です。
(3)カントン包茎
カントン包茎は真性包茎と同様に亀頭部分が完全に覆われている包茎で、包皮の先端部分の内径が狭いので、無理に手で陰茎を露出させようとしてしまうと、亀頭のくびれを包皮が引っ掛かり戻せなくなってしまった状態をいいます。
亀頭部分を包皮が圧迫してしまうので、血液の循環がうまくいかず痛みを伴う可能性があるため注意が必要です。
包茎手術の治療費について
包茎治療はクリニックや病院に受診し、外科的な手術を行うものが主流のため、保険が適用されるケースもあります。
保険が適用されるかどうかについて実際にかかる費用は大きく変わっていきます。
自由診療(保険が適用されない治療)でも、どのくらい出費がかかるのか相場をしっておいて損はないはずです。
包茎手術を行うにあたり、費用面は気になるポイントのひとつでしょう。
(1)包茎治療は保険適用になるのか
包茎手術は保険を使わずに行った場合、5万円~35万円程度の費用が掛かるといわれており、治療完了までの費用は高額になりがちです。
すべての包茎に対して保険が適用されるわけではありませんが、包茎治療は保険が適用されるケースがあります。
保険が適用された場合には、治療費の1~3割の金額を負担するだけとなります。
包茎の状態にもよりますが、およそ2万円~3万円程度で治療を受けられますので、保険診療では費用を大きく抑えることが可能です。
(2)包茎の種類によって治療費は変わるのか
包茎の種類によって保険の適用される範囲は変わります。
真性包茎やカントン包茎のケースでは、治療が必要であると判断され、保険が適用となります。
ペニスが自力で露出させることができないため、包皮によってペニスをうっ血させてしまったり、性病のリスクを上昇させてしまうため、保険の適用範囲となっています。
仮性包茎の場合、包茎手術は保険適用外となってしまいます。
そのため、費用は他の2つの比べてしまうと高額になってしまう可能性が高いです。
ただし、自由診療だからこその利点というものも存在します。
保険適用で行う包茎手術は、健康上のリスクを改善することに目的を置いているため、治療後の見た目などに関しては自由診療の治療と比較すると考慮されないケースがあります。
自由診療がメインの美容系クリニックなどであれば、包茎を手術によって改善させつつ、治療後の見た目もきれいに仕上げてくれるところもありますので、コスト面や治療後の見た目などの口コミを確認しながら、病院を選択することが可能です。
次の項目では、具体的に治療に必要な金額の相場についてご紹介していきます。
病院やクリニックによっては、相場より大きく金額が異なるケースもありますので、参考までにとどめておいてください。
(3)包茎治療の相場について
①仮性包茎
仮性包茎の場合ですと、保険を使わずに治療を行う可能性が高く、全額自己負担となります。
費用としては5万円~10万円程度ですが、亀頭直下埋没法や根部切除法など、綺麗で自然な仕上がりにしたい人は15万円~25万円ほど費用を見込んでおいた方が良いでしょう。
②真性包茎
真性包茎は包茎の状態によっては保険の使用が認められるケースがあり、その場合には2万円~3万円程度の費用で治療を受けられます。
こちらも、見た目をより美しく、男性としての自信を取り戻したいと考えている人は15万円~35万円程度必要であると考えておいてください。
③カントン包茎
カントン包茎も亀頭の血行を阻害してしまうリスクを伴うため、病気として認められるケースがあります。
保険診療の場合には、3万円前後が相場です。
仮性包茎に近いカントン包茎ですと、自由診療となりますので、費用は5万円からとなります。
バックカットなどの美容系クリニックでの治療となりますと、15万円~30万円くらいの治療費がかかるでしょう。
クリニックごとの治療費用についての紹介
保険を使わない自由診療の包茎手術は、実のところすべてのクリニックで値段が同じというわけではありません。
病院によっては多額の治療費が必要なところもあるので、包茎手術を行う上でのだいたいの相場というものを知っておくことをおすすめします。
治療にかかる費用や治療のペニスの見た目などに配慮しつつ、自分の陰茎に対しての価値に見合うようなクリニック選びを行うのが良いでしょう。
(1)クリニックごとの手術費用について紹介
クリニックの治療費用についていくつか紹介していきます。
スタンダードカット | 45,000円 |
---|---|
デザインカット | 165,000円 |
ハイパーカット | 275,000円 |
ハイパーVカット | 440,000円 |
スーパーカット | 660,000円 |
包茎手術(ナイロン糸) | 79,200円 |
---|---|
包茎手術(吸収糸) | 111,000円 |
美容形成術(上記の治療に別途追加料金が発生します。) | 121,000円~ |
ABC式CSカット | 55,000円(+税) |
---|---|
ABC式Sカット | 110,000円(+税) |
カントン包茎Sカット | 150,000円(+税) |
真性包茎Sカット | 150,000円(+税) |
包茎MTトライアル | 69,800円 |
---|---|
基本美容包茎手術 | 218,900円 |
Narumi式美容包茎手術 | 438,900円 |
仮性包茎 | 132,000円 |
---|---|
カントン包茎 | 132,000円 |
真性包茎 | 154,000円 |
狭窄除去措置 | 110,000円 |
癒着剥離処置 | 110,000円 |
(2)治療費が高いほど治療後の成功率や見た目が良くなるのか
治療にお金をかければかけるほど必ずしも成功率や見た目がよくなるわけではありません。
確かに、美容的包茎手術など、高額な術式であれば、見た目が印象が良い可能性は高くなりますが、そもそも手術の成功率は100%ではありませんので過信は禁物です。
もちろん専門的な知識と豊富な経験をもつ専門医が治療を行うので、可能性は限りなく低いです。
もしも心配な場合には実際に医療機関で治療を受けた人の口コミなどを、事前に確認しておくとよいでしょう。
(3)包茎治療だけではなくオプションサービスも受けるべきか
自由診療で行う包茎手術にはオプションというものが存在します。
包茎を根治させるのみならず、性行為時の早漏を改善させたり、ペニスをより太く長くさせたり、亀頭のサイズを大きくさせるなど、追加でペニスをパワーアップさせることができます。
なかにはシリコンボールやシリコンリングといって、ペニスにシリコンを埋め込むことで、人工的に突起を増やし、女性への刺激を増やすようなものも存在します。
メスなどをつかって包皮を切開する包茎手術は麻酔を使用して行いますが、治療するごとに何度も麻酔をかけていては身体への負担もかかってしまい大きなデメリットを背負うリスクもあります。
包茎手術を行うと同時に、ペニスのパワーアップをはかることで、自分自身やパートナーへの満足度を引き上げたいと考えている人にはおすすめです。
一度に治療を行うため、身体への負担も最小限で済みますので、包茎手術とセットで受けてみるのもよいでしょう。
(4)包茎治療のオプションの費用について解説
ここでは包茎治療に追加でうけられるオプションの費用について紹介します。
メンズライフクリニック
亀頭・陰茎増大(効果の持続期間によって変動)
66,000円~198,000円
早漏改善・亀頭強化(効果の持続期間によって変動)
33,000円~198,000円
シリコンボール(サイズ、数によって変動)
33,000円~55,000円
上野クリニック
亀頭増大・強化(ヒアルロン酸注入。ヒアルロン酸の種類や量によって変動)
132,000円~990,000円
ぶつぶつ除去(除去する範囲や量によって変動)
55,000円~660,000円
ABCクリニック
亀頭・陰茎増大(効果の持続期間によって変動)
40,000円~125,000円
ペニス長大術
150,000円~300,000円
早漏防止治療(効果の持続期間によって変動)
40,000円~125,000円
包茎手術を受けるべきか
真性包茎やカントン包茎に悩んでいる人は性行為や日常生活に支障をきたすおそれがあるため、将来のことも考えて早めに治療しておいたほうがよいでしょう。
保険が適用され、治療として認められる可能性もあるため、費用面も相談しておくのも事前にチェックするべきポイントです。
仮性包茎の場合には、今すぐ治療が必要というわけではありませんが、治療を行うことでさまざまな恩恵を受けられるでしょう。
包茎を放置していると、亀頭部分が包皮によって覆われていることで恥垢がたまってしまったり、菌が繁殖しやすくなってしまいます。
あのなんとも言えない嫌な臭いを発して、オーラルセックス時にパートナーに不快感を与えてしまうかもしれません。
包茎を完治させれば、陰部の匂いの改善が期待できますし、亀頭部分への刺激も増え、セックスに対する満足感もアップするでしょう。
仮性包茎を根治して男性としての自信を取り戻したいと考えている人は包茎手術を行うことをおすすめします。
まとめ
「包茎治療の費用や保険は適用されるのか」お話させていただきましたが、いかがでしょうか。
日本人の7割が包茎といわれており、多くの人がご自身の包茎について悩まれ、治療を受けるべきか悩まれたかと思います。
包茎の種類によっては治療は絶対的ではありませんが、治療を受けることで衛生面の改善や、セックスにおける充実感、パートナーの満足度アップが期待できます。
今現在自分のペニスに自信がない人や女性に見せるのが恥ずかしいと考えている人は治療を受けることをおすすめします。
ペニス増大や、早漏防止など、包茎治療だけではないオプションも多数登場しておりますので、セットで施術することにより、セックスライフの向上が期待できるでしょう。