この記事は切らない包茎手術について知りたいという方のための記事です。
「包茎手術は受けたいけど、痛そう」
「失敗するするのが怖いから、まずは切らない包茎手術をしてみたい」
このように考えている方も多いのではないでしょうか？
今回は下記について解説します。
- 包茎手術の種類
- 切らない包茎手術について
- 切らない包茎手術に向いている人、メリット
これを読むと切らない包茎手術についての理解が深まりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
そもそも仮性包茎とは
そもそも仮性包茎とはどのような状態をいうのでしょうか？
仮性包茎とは、普段は亀頭が皮に覆われていますが、勃起した時には亀頭が露出する状態をいいます。
包茎は大きく
- 真性包茎
- 仮性包茎
- かんとん包茎
に分けられます。
（1）真性包茎
真性包茎は平常時も勃起時も亀頭が包皮に覆われている状態のことをいいます。
ということは真性包茎は勃起時だけではなく、普段の状態でも皮をむくことができないということです。
生まれたときは、どの赤ちゃんも包皮口が狭く、亀頭と包皮の間が癒着しているため真性包茎の状態となっています。しかし思春期ごろになると男性ホルモンの影響で、ペニスが大きくなり、包皮口が広がり、皮がむけ包茎の状態ではなくなることが多いです。
真性包茎は
- 正常な性交渉が難しい
- 包皮や亀頭の一部が壊死するおそれ
があります。
そのため、思春期を過ぎても真性包茎の場合は、はやめに病院に行くことをおすすめします。治療法によっては保険適用で手術を受けることが可能です。
（2）仮性包茎
仮性包茎は、日本人男性の包茎の中で一番多いといわれています。
仮性包茎とは、普段は亀頭が皮に覆われていますが、勃起した時には亀頭が露出する状態をいいます。
仮性包茎の程度には個人差があり、勃起時に自然に亀頭が露出する軽度の仮性包茎と、勃起したときに指で皮をむかないと亀頭が露出しない重度の仮性包茎とに分けられます。
仮性包茎であることは、
- 包皮に恥垢がたまりやすく、においの原因や不衛生になりやすいこと
- 勃起時など外部の刺激に敏感であるため、早漏になりやすい
- 包皮炎などの炎症がおこりやすく、性病になりやすい
というデメリットがあります。
（3）かんとん包茎
かんとん包茎は、包皮口が狭いため、無理に皮をむいて亀頭部は露出しますが、皮により亀頭が圧迫されている状態をいいます。
そのためかんとん包茎であることにより締め付けが強いと、
- 亀頭下の皮膚の部分に水が溜まった様に腫れ、亀頭がうっ血しやすい
- 性交渉するのがが難しい
- においの原因となりやすい
- 性病にかかるリスクがある
というデメリットがあります。
どの包茎にしろ、思春期を過ぎてから改善しない場合は医師などに相談するのが望ましいでしょう。
包茎手術の種類
ここまで包茎についてお話してきました。
では、具体的にどのような手術があるのでしょうか？
ここでは切る手術について焦点をあてて説明していきます。
包茎手術には
- 亀頭直下法
- 環状切開術
- 背面切開術
- バックカット法
- 作図法
が主にあります。それぞれ詳しく説明します。
（1）亀頭直下法
亀頭直下法は亀頭のすぐ下から包茎の原因になる部分までの包皮を切除する術式です。
これは包茎手術の中でも一般的な手術となっています。
傷跡が目立ちにくいというメリットがある反面、医師の技量により仕上がりに差が出やすい、保険適用にならないというデメリットがあります。
（2）環状切開術
環状切開術は包皮の先端の部分を輪っか状（環状）に切り取り包皮の中に隠れていた部分と、外部に接していた包皮を縫い合わせる術式です。
この手術は失敗するリスクが低く、泌尿器科でも行われている反面、今まで隠れていた部分と外部に接していた部分を縫い合わせるため、色ムラ（ツートーンカラー）になりやすいというデメリットがあります。
また環状切開術を改良した術式で、包茎の原因となる狭い部分を切り取り、皮下組織の近くで手術をする亀頭環状切開法という術式もあります。
（3）背面切開術
背面切開術は亀頭の部分の包皮をメスで縦に切ったあと縫う手術です。
真性包茎と一部の仮性包茎が適応ですが、機能性を重視した術式であるため、見た目を重視する美容外科ではほとんど行われておらず、子どもの包茎手術で行われることが多いです。
この手術は、包茎の種類により保険適用になること、泌尿器科で受けられるというメリットがあります。
しかし、その反面傷跡になりやすい、再び亀頭と包皮が癒着しやすいというデメリットがあります。
（4）バックカット法（根部切開法）
ペニスの根元から包茎の原因である部分を含めた包皮を切除する術式です。
この術式は根元を切除するため、自然な仕上がりになること、手術した部分が陰毛で隠れるため傷跡が分かりにくいというメリットがあります。
バックカット法は仮性包茎には手術の適応になりますが、真性包茎、カントン包茎は手術の適応外になります。
（5）作図法
作図法は余剰包皮を切除し縫い合わせる術式のことをいいます。
この手術は包茎を治すことを優先として考えられた施術で、現在でも泌尿器科で行われている施術です。
そのため、見た目や仕上がりにはあまり考慮されていない点がデメリットとしてあげられます。
切らない治療法
ここまで切る手術について説明してきました。
しかし、冒頭でもお伝えした通り、切る手術について抵抗があるという方もいるのではないでしょうか？
では切らない手術はどのようなものがあるでしょうか？
切らない手術には、メスを使わず医療用のボンドや糸を使って余った包皮を止める術式と、ペニスを支えている靭帯（じんたい）を引き出し、ペニスを外に出やすくし通常時のペニスの全長を3~8センチ長くする長茎術（埋没陰茎牽引固定法）があります。
切らない包茎手術のメリット
では切らない包茎手術のメリットとして何があげられるでしょうか？
メリットとしては
- 比較的安価に手術を受けられる
- 半永久的に包茎が改善されるわけではない
- 傷跡が目立ちにくい
- 手術が失敗しにくい
ということがあげられます。
特に余った包皮を止める手術は手術部位にテンションがかかり、時間がたつと糸がゆるみやすくなるため、包茎に戻りやすくなります。
そのため、包茎をすぐにそして完全に改善したいという人には切る包茎手術がいいといえます。
切らない包茎手術に向いている人は？
では切らない手術はどのような人に向いているのでしょうか？
包茎の人であれば全員手術を受けることができるのでしょうか？
切らない手術に向いている人はこのような人になります。
- 包茎というよりもペニスの長さに不満がある
- どちらかというと下腹部に脂肪が多い
- 軽度の仮性包茎である
- 一時的でいいので包茎を改善したい
- なるべく安価に手術したい
特に、長茎術はペニスの全長がが3~8センチ程度長くなるといわれているため、包茎と同時にペニスの長さに不満がある方にもおすすめの施術となっています。
切らない包茎手術をおすすめしない人は？
ここまで、切らない手術の概要と、切らない手術に向いている人についてお伝えしました。
では切らない手術がおすすめでない人、適応しない人はどんな人でしょうか？
- 真性包茎、かんとん包茎の人
- 包茎にまた戻るのが嫌な人、一度で長い効果を得たい人
になります。
真性包茎やカントン包茎の方は勃起時にも完全に皮がむけないことが多いため、切らない手術をしても十分に皮がむけない可能性があるためです。
包茎手術を受けるときのクリニックの選び方は？
ここまで切る手術と切らない手術についてお話してきました。
では今後手術をするうえでどのようなクリニックを選べばよいでしょうか？
- 手術の価格が適切であるか
- 医師の評判はいいか
- カウンセリングは丁寧か
それぞれ説明します。
（1）手術の価格が適切であるか
包茎手術を受ける中で大切なのが、「手術の価格が適切であるか」ということです。
包茎手術の相場は数万円～数十万円と言われています。
あまりにも高すぎる値段や、逆に安すぎる値段で契約するのは後になり、トラブルの原因となるので気を付けたほうがいいでしょう。
また広告でお得に手術できるように見せかけて、高額な料金を請求されたというケースもあります。
無理に契約をさせようとしたり、オプション料金を追加されそうになったときは断り、自身が納得したときだけ契約するようにしましょう。
（2）医師の評判はいいか
病院のHPには、医師の経歴や過去の症例がのっていることが多いので必ず確認しましょう。
ネットにある情報すべてを鵜吞みにするのは良くありませんが、病院や担当医の評判をレビューサイトで確認しておくと、診察を受けるときにどういうことに気をつければよいか分かることが多いです。
医師の経歴が病院のHPに乗っていなかったり、ネットでも経歴が乗っていないときはアルバイトなどの医師がであることがあるので気をつけましょう。
（3）カウンセリングは丁寧か
クリニックによっては、次の患者の予約まで余裕がなく機械的にカウンセリングをして契約させるというところもあります。
包茎とひとくくりにしても、個人差が出てくるものです。
自身の包茎の状態にあった手術方法を選んでくれているか、質問や不安点に関してもきちんと答えてくれるクリニックかどうか確認することが大切です。
まとめ
今回は包茎手術の種類や、切らない包茎手術のメリット・適応となる人について解説してきました。
切らない手術は主に仮性包茎の人が適応となること、手術をしても戻ってしまう可能性があることが判明しましたね。
また、切らない手術が適応とならない人も明らかになりました。
包茎の程度や種類、クリニックの医師の診断によって、合う術式が変わってきます。
包茎専門のクリニックでは、無料のカウンセリングや見積もりを出してくれるところもありますので、仮性包茎について悩んでいる方は、気になる病院の情報を調べたり、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか？
